SMAPの例の報道の日から今日まで

SMAP解散する

と聞くと、
それはやはりドラマか、いつもの噂か。
と終わってしまうのだが、
今回は簡単に終わらないらしい、とわかったのは
月曜日のSMAPSMAPだった。

先週の水曜日、わたしは休みだった。
寝ぼけてみたリアルタイム検索には
昨晩検索した「KinKi」という文字が残っていた。

ふらっとみてみると
「KinKiの大切な先輩が解散だなんて」
ということばがひとつではない、たくさんあった。

タイムラインに戻る。
どうやら大切な先輩はSMAPらしいとわかった。
わかったが、頭に入らなかった。
TVをつけた。
大きな文字でSMAP解散とあった。

何かが起こっているらしい。
その次に感じたのは
「飯島さんが事務所を辞める」かもしれないということへ
意識が定まった。

そのとき事の大きさを実感した。
これはまずいのではないか。
SMAP解散することはよくわからないが
飯島さんが辞めること、それに近いことが起きようとしている
これはまずいのではないか、
とすぐに感じた。

SMAPSMAPであることを認め、SMAP「らしさ」に広げたのは
飯島さんではないかと思っていた。
マネージャーというと、スケジュール管理というイメージが強いのだが、
飯島さんはSMAPを「マネージメント」していた。

なんとなくよくわからないまま、時間はすぎた。
なんとなく仕事をこなし、
なんとなく時間を過ごした。

その中で、木村さんには「信じて」と言われ、中居さんは「踏ん張る」といった。
ファンの皆さんは行動をしていて、わたしはよくわからなかった。

そのときになんとなくチクリと来たのは
申し訳ないが「後輩はなにもしてこなかったじゃないか」という言葉たちだった。
わたしは「ジャニーズのタレント」が好きなことを認識した。
彼らは、何もしていなかったわけないじゃないか、
SMAPと同じように、グループを守ってきたじゃないか。
なぜか怒っていた。

次に現実を感じたのは「SMAPSMAP」だった。
例のあの放送だ。
SMAPは謝っていた。
彼らは意識をしながら、彼らもまたよくわからないまま、
謝っていたような気もしていた。
この異様な雰囲気は何か。
「恐怖」だ。
そして、次の日から様々な報道がはじまった。
わたしが次にチクリと来たのは駅の新聞であった。
「降格」「公開処刑」この文字が刺さった。
とてつもなく悲しくなった。

わたしは仕事柄、言葉を扱うことが多い。
言葉の面白さも知っているし、怖さを知っている。
メディアは「SMAP」を殺していた。

スマスマ放送から約1周間。
やっとSMAPの歌を聞けるようになった。
ジャニーズのタレントさんも見れるようになった。
わたしにとってはとても大切な存在だ。

少しずつだが、ハガキも意見も贈るようになった。


いまもなお、怒りとも悲しみとも言えない感情で過ごしているし、
みなさまの怒りもわかる。

もし、一寸の救いがあるとするならば、
SMAPには仲間がいる、ということだ。

同じ籠の中かもしれないが、
彼らには「偉大だ」「尊敬する」といってくれる存在がいる。
一組ぼっちじゃない、とわたしは信じている。
一組ぼっちじゃなくなった彼らが強くなることも信じている。
信じるしかない。